« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月01日

正常咬合と不正咬合

正常咬合 (せいじょうこうごう) と不正咬合 (ふせいこうごう) とはどういう症状でしょうか?


◆正常咬合のポイント

正常咬合というのは、上下の歯が正しくかみ合っていることを言います。主なポイントは次の4つです。


  • 上下の前歯の中心がまっすぐ揃っている。
  • 中心から2番目以降の歯は、1/2ずつずれている。
  • 上の歯が下の歯に2〜3ミリ重なっている。
  • 上の歯が下の歯より2〜3ミリ前に出ている。


◆不正咬合のポイント

不正咬合の症状は、人によってすべて違います。一般的な症状は、出っ歯、受け口、乱杭歯、八重歯など。これらは、見た目が悪いだけでなく、かみ合わせが悪いため、健康上さまざまな影響が出てくる可能性があります。


一般的な不正咬合

上顎前突
上の顎や前歯が前に突き出して口が閉じにくい。いわゆる出っ歯と呼ばれる症状。

adult_profile_1c.jpg


下顎前突
下の顎や前歯が上の顎や前歯よりも前に出ている。いわゆる受け口と呼ばれる症状。

adult_profile_2c.jpg


開咬
上下の歯をかみ合わせた状態で上下に隙間が開いている症状。

adult_profile_3a.jpg


叢生
重なり合ったり捻じれたりして生えている歯がある症状。

adult_profile_4a.jpg

上顎前突(出っ歯)

一般的に出っ歯と呼ばれる症状です。歯列矯正装置を使用して正しいかみ合わせに治します。口元が出て見えるため、コンプレックスとなることも多く、早い時期に治療を行なうのが理想です。


jogaku.jpg


20歳 (女性)  治療期間3年
治療開始時:上あごと前歯が前方に突出し、上下の前歯に前後のずれがみられます。
治療修了後:上あごと下あごが正しくかみ合わさるようになり、見た目にも美しい歯並びとなりました。

下顎前突 (受け口)

下の前歯が上の前歯の前に出ているために上下のあごかみ合わせが前後逆になってしまっている受け口や反対咬合と呼ばれる症状です。発音が不明瞭で舌たらずの話し方になったり、あごの関節に障害が起きやすくなることもあります。矯正治療だけで治せる場合と、顎変形症として外科手術によって治す場合があります。


kagaku.jpg


25歳(女性)  治療期間 3年
治療開始時:下あごが前に出ているため上あごの歯並びにも影響を与えています。
治療修了後:下あごの突き出しが解消され、全体的に美しい歯並びとなりました。

開咬(かいこう)

一部の歯がかみ合わさることができないため、上下に隙間があいてしまい食べ物をかみ切れないかったり、発音が不明瞭になることがあります。また、顎関節へ負担がかかる上、下あごが正常に発育できなくなる原因となるおそれもあります。成長期の子どもに比べて治療が難しく治療後も安定しにくいこともあります。場合によっては外科矯正を併用することもあります。


kaikou.jpg


24歳(女性)  治療期間 3年
治療開始時:上下の前歯がかみ合わずに隙間が空いている為、発音障害(さ行が上手く言えない)や前歯で物が噛み切れない等の不都合を強く感じていました。
治療修了後: 上下の前歯が正しくかみ合うようになり隙間が無くなった。

叢生(そうせい)

顎と歯の大きさのバランスが悪いため狭いあごに歯がきれいに並びきれず、捻じれたり、重なりあって生えてしまう症状をいいます。スペースを確保するために抜歯する場合があります。


sousei.jpg


34歳(女性)  治療期間 3年
治療開始時:あごの大きさと歯の大きさの調和がとれていないため叢生となっています。
治療修了後:上下左右1本づつ計4本抜歯して治療を行いました。

年齢制限

矯正歯科での治療は、子供だけのものだと思っている方も多いと思います。
しかし、近年では治療技術の進歩や、目立たない装置の開発などに伴い、大人の方の治療も増えてきました。

しかし、いざ治療を始めようと思った時に、気になるのはどんなことでしょうか。

それは、「いくら大人の方の治療が増えてきたからと言って、自分の年齢でも治療はできるのか」ということでしょう。

しかし、安心してください。
歯列矯正治療の開始時期に年齢制限はありません。

つまり、歯列矯正治療を始めよう!と思った時が、始めドキなのです。20代、30代、40代はもちろん、50歳以降になっても治療は可能なのです。


顎の成長期である子供時代が過ぎ、顎顔面部の成長発育能力はほとんどないけれど、その分、歯の移動計画が立てやすいとも言えるでしょう。

歯並びやかみ合わせに気になることがあれば、年齢にこだわらず矯正歯科に行ってみましょう。

むし歯、歯周病

大人の方が、歯列矯正治療を始めるにあたって心配なこと、年齢制限については、気にする必要はないと前述しました。

では、問題があるとすればどんなことでしょうか。

それは、子供に比べて口腔内の状態が悪い可能性が高いということです。

もし、むし歯や歯周病がある場合、それらをきちんと治してからの矯正治療ということになります。
さらに歯槽膿漏になっていたりすると、矯正治療に入ることが困難な場合もあります。
つまり、むし歯の処置も終わり、歯の根、歯を支える骨、歯肉が健全であれば、矯正治療はいつでも可能ということです。


歯周病とは

歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯ぐきの境目に、細菌が入り、歯の周りの歯肉が炎症を起こして腫れる症状の病気です。さらに進行すると歯槽膿漏になります。


歯槽膿漏とは

歯を支えている骨が少なくなり、歯茎から出血する、膿が出る、腫れる、口臭が強い、歯がグラグラする、噛んだときに痛いなどの症状がある、歯茎の病気のことです。

矯正装置を装着すると、歯みがきが困難になります。丁寧にブラッシングする癖をつけてむし歯、歯周病、さらに歯槽膿漏にならないよう注意しましょう。

差し歯

歯列矯正を始めようと思う大人の方の中には差し歯をしている方も多いでしょう。

基本的に、差し歯というのは、歯の根がしっかりしている歯に、かぶせ物をしてある歯のことです。矯正治療と言うのは、歯を動かす(歯の根を動かす)ということなので、差し歯に矯正装置を着けて、歯列矯正をすることは可能です。

ただし、装置撤去時に、差し歯が一部破損したりすることもあるため、治療終了後に新しい差し歯を作る必要があるかもしれません。

矯正治療のいろいろな治療方針によって、差し歯の扱いにも違いがあります。専門医に相談してください。

自分で探す

歯列矯正治療は、長期に亘る治療です。次のポイントを考慮して、まずは自分で探してみましょう。


  • 数年間、通院しやすい地域にある医院。
  • 矯正専門医院であること。


ではなぜ、矯正専門医院がお勧めなのでしょうか?

一般歯科で「矯正歯科」を標榜している場合の歯列矯正治療というのは、大きく分けて3通りのパターンがあります。


  • 一般歯科医である先生自身が歯列矯正治療も行っている場合
  • 月に一度から数度、歯科大学矯正科の医局員が出向して歯列矯正治療を行っている場合
  • 矯正歯科医が常勤して在籍している場合


矯正歯科専門医が治療にあたっているのかどうかが、医院探しの段階ではよくわからないということが問題でしょう。

良さそうな医院が見つかったら、初診相談に行ってみましょう。その際のポイントです。


  • 医院内が清潔である
  • スタッフの対応が良い
  • 先生が費用や治療についてしっかり説明してくれる
  • 患者の意見に耳を傾けてくれる医院である


最終的なポイントは、自分が先生を信頼できるかどうか、ということです。迷った時は、セカンドオピニオンをお勧めします。

探してもらおう

インターネットでお勧めの医院を紹介してくれるサービスもあります。


お勧めのサイトを見つけたら、順次追加していきます。

セカンドオピニオン

先生やスタッフも親切で、医院の雰囲気も良さそうだし、矯正歯科を決めることにしたけれど、先生に勧められた治療法が本当に自分の症状に最適なものか分からない、ということはありませんか?

納得して治療法を選ぶことは、患者の持つ基本的な権利です。

医院や先生と良好な関係を築けそうだと思っても、示された治療法に疑問があるときは、別の医院でセカンドオピニオン、つまり、他の医師の意見を聞きましょう。

セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは、医院を変えるということではありません。主治医以外の医師の意見を聞き、情報を収集するということです。

利点としては、主治医の診断や治療方針を客観的に確認ができ、他の治療法などを知ることができるということです。

矯正治療はいったん開始すると途中でやめたりすることが困難な治療です。特に抜歯をした場合など、元に戻すことはできません。治療する医院を決めるまでは慎重に、治療を始めたら医師を信じて、一緒に治療を頑張りましょう。

かねもと矯正歯科の治療費

患者さんの症状により、治療内容・治療にかかる費用は異なります。あくまで目安としてご参考になさって下さい。詳しくは相談時にご説明させていただきます。

  • 初診・相談料 3,150円(当HPを見たと医院受付でお伝えいただければ無料です)
  • 検査・診断料 42,000円
  • 歯磨き指導料 6,300円(初回のみ)
  • 月極め処置料 4,200円
  • 矯正装置料(セラミックブラケット使用)
    ・低年齢及び前歯部 367,500円
    ・永久歯列及びそれに準ずるもの 682,500円 

※お支払いは1〜2年の分割払いが可能です。(詳しくはご相談ください)

治療費の支払い方法

一般的に、大人の矯正治療というのはむし歯や歯周病に罹っている場合も多く、治療が長引く可能性があります。費用は口腔内の状態や、使用する装置によっても大きく違ってきます。

支払い方法も、医院によって違いがあり、初診相談料や精密検査料は受診時に支払い、矯正装置料などは分割払いができる医院が多いようです。

クレジットカードやデンタルローンが使える医院もありますので、相談してみましょう。

かねもと矯正歯科では、1〜2年の分割払いが可能です。受付でご相談ください。

医療費控除について

1月1日から12月31日までの1年間、本人または家族のために支払った医療費が10万円を超えた分について、確定申告で医療費控除を申請すると、一定額の所得税の控除が受けられます。

確定申告の際、矯正歯科でもらった領収書が必要になりますので、大事に保管しておきましょう。

◆医療費控除の対象となるもの
  • 治療費
  • 薬の代金
  • 通院のための交通費


通院のためにかかった交通費、また薬の代金なども医療費控除の対象になります。きちんと記録しておきましょう。

ただし、大人の歯列矯正において、注意すべきことは、美容的な意味での矯正治療については、医療費の控除は認められない ということです。「矯正治療に関する診断書」の提出を求められることもありますので注意しましょう。

目立つ?目立たない?

souchi_01.jpg souchi_02.jpg


矯正治療、と言えばギラギラした装置をつける、というイメージがありませんか?

特に大人の歯列矯正を考えると、仕事上の問題や審美面での嫌悪感から、かみ合わせが悪くても我慢して過ごしていらっしゃる方も多いと思います。

しかし、矯正装置の開発はどんどん進んでいます。上の写真を見比べてみてください。左が金属の装置、右はセラミックの透明な装置です。

金属の装置は、歯の動きがもっとも良く、すべての矯正適応症の方にお勧めですが、セラミックの装置での歯の動きは、金属にわずかに劣るくらい、問題なく矯正治療が可能となりました。

セラミックの歯列矯正装置は、装置を装着していることがほとんどわからない目立たない装置で、矯正装置としての効果にも問題がない、最もお勧めできる装置です。


※かねもと矯正歯科では、セラミックの透明な装置をすべての方に採用しています。

見えない?-舌側(裏側)装置

舌側 (裏側) からの「見えない矯正」を謳っている医院が増えています。
舌側に装着する矯正装置を使用した場合と、表側に装着する矯正装置を使用した場合で、治療の結果に違いはないのでしょうか?

矯正専門医から言わせてもらえば、表側に装置を装着した方が精度の高い仕事ができる、ということなのです。

仕事の都合などもあると思いますが、一生のうちのほんの数年のことです。より良い条件で歯列矯正治療をされることをお勧めします。

抜歯が必要な症状

歯列矯正治療をする際に抜歯をすることがあります。

もちろん、抜く必要のない歯を抜くことはありません。しかし、残念ながら抜歯が必要な症状といのは、確かにあります。

顎の成長段階にある子供の矯正治療と違って、大人の矯正治療と言うのは、顎の成長をコントロールすることができません。同じような症状であったとしても、顎の成長をコントロールしながら非抜歯で矯正治療を進めていける子供の矯正治療とは同じ治療はできない場合があります。

ですから、非抜歯治療を謳い文句にしている医院には注意が必要です。
例えば、顎の大きさに対して、歯の数が多すぎる場合を考えてみましょう。
通常は、抜歯をしてスペースをつくり、顎の大きさに最適の歯の数にして、かみ合わせを正しくします。しかし、非抜歯で矯正治療をするには、次のような方法になります。

  • 歯列を側方に拡大する
  • 奥歯をさらに奥に移動する
  • 歯を削って小さくし、スペースを確保する

これらは、後戻りの原因となったり、歯が弱くなったりし、将来的にみていい方法ではないのです。

ほとんどの方が、健康な歯を抜くということに抵抗があるでしょう。しかし、歯を抜く、抜かないという一点だけでなく、何のために矯正治療を受けるのかということをもう一度考えてみてください。

患者さんにとって、何がベストな治療なのかあらゆる角度から検討し、治療結果を予測して、治療方法を提示しています。どうしても抜歯が必要だと思われるケースがあることをご理解ください。

親知らずの抜歯

oyashirazu_1.jpg

「親知らず」とは、永久歯の中で最後に生える第三大臼歯と呼ばれる歯です。顎の一番奥に生えてくるため、真っ直ぐに生える事はほとんどありません。

◆どんな影響があるのか
  • 矯正治療中や治療後に、親知らずが生えてくると、その力で、前にある歯が押されて、歯並びがでこぼこになったり、前歯の噛み合わせが悪くなったりする事があります。
  • 一番奥にある為、歯ブラシ等での清掃が難しい為、むし歯になりやすい
  • 全部生えきっていない場合には、上にかぶっている歯肉の間に細菌がたまり、痛みが出たり腫れたりする事があります


親知らずは、きれいな歯並びを保つ為に、抜歯する事をお勧めします。

かねもと矯正歯科では、通常は、かかりつけの歯科医院に抜歯を依頼しますが、一部分しか生えていなかったり、顎の中に潜っている場合等は大学病院等をご紹介します。

お勧めの小道具

矯正治療中は、矯正装置が装着されているため、ブラッシングが困難になります。そんな時に重宝するのが、次の小道具です。

  • ヘッドが小さいもの (子供用もお勧め)
  • ワンタフトブラシ (毛束がひとつのもの)
  • 歯間ブラシ (ブラケットの周りの掃除にも便利です)
  • デンタルフロス
  • 歯垢染色 (歯垢をピンクに染め出す薬。磨き残しをチェックします)
  • フッ素ジェル (歯磨きの後、歯に塗布します)

一生自分の歯で過ごせるよう、矯正治療が終わったあとも、時間をかけて丁寧に歯みがきをする癖をつけましょう。

治療中の歯みがき

矯正治療中のは矯正装置が装着されますので、いつもより歯みがきをしっかりと時間をかけてやってください。ほとんどの矯正歯科で、ブラッシング指導があると思いますが、こちらで歯みがきのポイントをあげておきます。

◆矯正治療中の歯みがきのポイント
  • 歯と歯肉の境界部分をしっかり磨きましょう。
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使って、1回の歯磨きに10分以上はかけて丁寧に磨きましょう。
  • ブラケットの周りは汚れがつきやすいので、特に丁寧に!
  • 歯磨き粉は少なめにつけましょう。研磨剤が含まれているので、多量につけると歯が削られることがあります。
  • 歯ブラシの取替え時期は、朝晩磨いて約1ヶ月が目安です。


◆むし歯を予防しよう

『ピドケア』  0.4%フッ化第一スズ(フッ素980ppm)・キシリトール配合ジェル

<効能>

  • フッ素は歯の主成分ハイドロキシアパタイトに作用して、フルオロアパタイトとなり、歯を強くし、耐酸性を高め、むし歯になりにくい歯にします。
  • 『ピドケア』には0,4%のフッ化第一スズが配合されており、これは980ppmと高濃度のフッ素が含まれている事になります。またフッ化第一スズにはむし歯菌や歯周病菌に対する抗菌作用も認められます。
  • 更にキシリトールの配合により、フッ化第一スズの働きと協力して、より一層のむし歯予防効果が期待されます。


歯科専用『キシリトール』ガム

キシリトールは白樺や樫の木等の原料から作られる天然素材の甘味料です。
矯正治療中は、装置の周りはプラーク(歯垢)がたまりやすく、むし歯菌の数が増え、むし歯になりやすくなります。キシリトールガムを噛むと、唾液がたくさん出て、口の中を綺麗にし、更にプラークがはがれやすくなり、歯磨きの効果が上がります。

<効果>

  • むし歯の原因となる酸を作らず、プラークの量を減らし、歯磨きで落としやすくなる。
  • 唾液中のカルシウムが多く出る事によって歯の再石灰化を助ける。
  • ミュータンス菌(むし歯菌)を減らして、歯を丈夫にする。
  • 1日3回食べたとして、1〜2週間でプラークが減り始め、3ヶ月位でむし歯になりにくい状態になる。

出張・旅行

基本的に短期間の出張や旅行などは、問題ありません。
ただし、矯正装置の装着前は、精密検査や診断、ブラッシング指導などで通院していただきます。矯正装置を装着したすぐ後は、人によっては痛みが出る場合がありますので、少し落ち着いてからにされることをお勧めします。

通常は、矯正装置を装着したあとは、月に1回程度の通院となります。それ以内の出張や旅行はまったく問題ありません。1ヶ月以上に亘る場合は担当医に相談してください。

転勤・引越

歯列矯正治療というのは長期に亘った治療ですので、途中で引越し等のため、転院をしなければならない場合があります。転院の際には、通常、治療段階に応じて費用が精算されます。転院先では、治療の引継ぎがなされますが、医院ごとに治療費設定が違うため、総額が高めになってしまうこともあるようです。担当医に相談をして転院先を紹介してもらい、資料などを送ってもらいましょう。

海外留学

海外留学が決まっている場合には、歯列矯正治療の開始時期を遅らせた方が無難でしょう。海外留学が長期に亘る場合は、海外で治療を始めるという手もありますが、大人の歯列矯正治療は、数年の間にひどく症状が変わってしまう可能性が子供よりも低いため、帰国後落ち着いてから治療を開始されることをお勧めします。

結婚・妊娠・出産

結婚式で一時的に歯列矯正装置を外すことは可能です。しかし、歯列矯正装置をすべて外すのか、外す期間はどれくらいか、また歯列矯正治療を始めてからの期間などによって、対応は違います。いずれにしても、担当医の判断に任せましょう。


歯列矯正治療中に妊娠・出産をしてもまったく問題はありません。ただし、レントゲンを撮ることがありますので、担当医には早めに知らせましょう。問題があるとすれば、出産後の通院についてでしょうか。生後すぐの赤ちゃんを連れて通院するのか、預け先を確保できるのか、ある程度考えておく必要があります。

インプラント矯正

インプラント矯正というのは、歯が無くなった時の歯科治療に使用するインプラントとは少し違います。

implant_1.jpg

歯列矯正治療では、歯を効率的に動かす目的でヘッドギアと呼ばれる顎外固定装置が多く使われています。矯正治療が上手く行くかどうかは、ヘッドギアをどれだけ長い時間使えるかにかかっていると言っても過言ではありません。

しかし、大人の歯列矯正治療の場合には、時間の制約が多く、長い時間使う事が出来ない為、効率的に歯を動かすことが困難です。


implant_2.jpg

使用するのは、矯正用ミニインプラント。生体への害が無く、骨との親和性が高いチタンで作られています。歯列矯正治療では、このインプラントを顎の骨に植え、これを固定源として歯を移動します。


◆インプラント矯正のメリット

  • 上顎前突(出っ歯)や口元が出ている場合、前歯を十分に引っ込める事が可能になる。
  • ヘッドギア等の協力に左右されない為、治療期間を短縮する事が出来る。


◆インプラント矯正のデメリット

  • インプラントを埋入するための手術が必要。
  • インプラントを維持するために、十分な口腔衛生の管理が必要。

PMTC

PMTCとは、歯科衛生士(Professional)が、器具(Mechanical)を用いて、全ての歯(Tooth)のプラーク(歯垢)、歯石、着色等を機械的に除去・清掃(Cleaning)し、フッ化物ペーストをつけて研磨し、歯の本来の白さを取り戻すことを言います。

pmtc.jpg

◆PMTCの効果
  • 歯周疾患の予防・改善・・・プラーク(歯垢)、歯石を取り除き、歯肉を引き締める。
  • う蝕の予防・・・汚れを取り研磨する事で、プラークの再付着を防ぐ。
  • きれいな歯になる・・・コーヒー、お茶、紅茶、ウーロン茶、タバコ等の摂取により付着したステイン(着色汚れ)を除去し、光沢のある歯面を回復する。
  • 歯質の強化・・・フッ素入りジェルの使用で、再石灰化を促進し、歯を強化する。

ただし、歯自体の色はとれません。塩や柑橘系アレルギーの方、妊娠中の方等は事前にご相談下さい。


treatment_7.jpg
「RENAMEL」PMTC最終仕上げペースト


◆かねもと矯正歯科での料金と所要時間

  • 5,250円(5,000円+消費税250円)
  • 約1時間〜1時間30分(予約をお願い致します)
※土曜日は、春休み・夏休み等の時期を除き、実施しておりません。

定期的(3〜6ヵ月に一度)に行なう事をお勧めします。


◆セルフケア

treatment_9.jpg

  • 通常の歯磨剤と同様に使用して下さい。
  • PMTC最終仕上げペーストと同じ主成分が含まれています。
  • 研磨剤は配合されていません。
  • 低発泡性ですので長時間のブラッシングに適しています。
  • 使用を始めてから数日間位で、滑らかな状態を実感できます。
  • 使い続けるとプラーク(歯垢)やステインが着きにくくなります。

2006年05月11日

かねもと矯正歯科

◆院長 : 兼元 廣明
◆所在地 : 千葉県船橋市本町6-4-20平和ビル3F
◆TEL : 047-425-1232

◆診察時間
 平日 / 9:30〜12:30 14:00〜18:00
 木・日・祝日休診

2006年05月12日

医院の周辺地図・最寄り駅

◆周辺地図
map_01_01.gif

◆最寄り駅


  • JR・東武線 : 船橋駅北口 徒歩3分

  • 京成本線 : 船橋駅 徒歩5分

  • 東葉高速 : 東海神駅 徒歩6分

印刷用のPDFファイル(A4)